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ホースリフターの耐久年数と耐用年数

2022/03/12

流通産業株式会社では、自社製品についてのお問い合わせを日々たくさん頂戴しています。

その中で、いつも回答させていただくときに悩む事柄についてお知らせしたいと思います。

 

消防署員の方から「ホースリフターの耐用年数は何年くらいですか?」というご質問です。

 

実は、「耐用年数」と「耐久年数」で似た言葉があります。

 

耐用年数(たいようねんすう)」とは……価値としての寿命です。税金上、国が判断する資産として価値があると定められている期間のことを指します。

簡単に言うと、税金の控除の時に必要な情報で、通常ホースリフターで作業される方にはほとんど関係ない情報です。

 

耐久年数(たいきゅうねんすう)」とは……物理的な寿命です。メーカーなどが想定する通常使用方法で問題がなく使用できる期間のことを指します。

こちらは、ホースリフターという機械が何年くらい持つのかという機械の寿命のことを指します。

 

消防署員の方が欲しい情報は、ほとんどの場合、後者の「耐久年数」ではないかと思うのです。

「使っているホースリフターが古くなってきなぁ」→「普通どれくらい持つものなんだろう?」とこんな風に考えられて、お電話を頂くという訳です。

 

我々は、お問い合わせをいただいた際、財務課などからのお問い合わせの場合は、「耐用年数」のお話をするでしょうし、消防署員の方からのお問い合わせの場合は「耐久年数ですか?」と確認してお答えすると思います。

 

では、「ホースリフターの寿命(耐久年数)は?」と問われると、非常にお答えに困るのが現状です。

とても条件がいい場所に設置しているものもあれば、海の近くなどで潮風を受ける場所に設置されているものなどもあります。

 

風がほとんど吹かない場所もあれば、1年中強風の吹く場所もあり、使用頻度も様々です。10年前設置のホースリフターについてお問い合わせ頂く事はよくある話で、20年物、30年物もあるほどです。

 

ただ、一つ確実なことをお知らせできるのは、定期メンテナンスをしていただいた機械は良い状態で長持ちしやすいということです。自動車でも2年に一度は車検に出す必要がありますし、人によっては半年ごと、1年ごとにメンテナンスをされていると思います。

 

ホースリフターも定期的なメンテナンスをすることで、良い状態で長く使うことができますので、結果的に寿命をのばすことができます。

ぜひ、定期メンテナンスをご検討いただき、弊社までお声掛けください。