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ホースリフターを使わないときはハンガーを上にしてください

2022/04/27

ホースリフターは消防ホースを洗浄した後、乾燥するために干しておくための設備です。

使用時は、ハンガーと呼ばれるフック状の部品が並んだ場所に洗浄したホースを引掛け、所定の高さまで持ち上げ乾燥させます。

ホースが乾燥した場合は、ハンガーを下げてホースを取り込むのですが、使用しないときもハンガーは最上の位置に移動させるようご案内させていただいています。

 

下にしておいた方が、次使う時にすぐ使えるのになぜ、上にしなければならないのか、お問い合わせのお電話を頂戴することがあります。

 

これには大きく分けて、2つの意味があると考えています。

 

■安全上の問題

ハンガーは下げておくと、フックが顔や頭の高さになります。

万が一にも人がぶつからないように、事故防止の意味で高い位置での保管をご案内させていただいています。

 

■音の問題

ハンガーは2本のワイヤーで吊り上げています。

ハンガーが下にある時は、ワイヤーのテンションが緩み、風で暴れやすくなります。その際に、(強風時など)ブラケットに当たることで打音がすることがあります。

ハンガーを持ち上げれば、ワイヤーにテンションがかかり、暴れにくくなるので打音軽減になるのです。

 

実際は、ハンガーがホースリフターの半分よりも上にあればワイヤーに十分テンションがかかっているので、打音軽減効果はあるのですが、お電話での対応の場合どこが半分なのかお伝えしにくいケースや、半分より10cm下がったらダメなのかなど混乱を防ぐために、最上での保管をご案内させていただいています。

 

以上の理由により、ホースリフターを使用しないときは、ハンガーを最上の位置で保管していただくようご案内させていただいています。